テキスタイル(織物)

先日母の実家の奈良から大量の亡くなった祖母の大正時代の着物が我が家に届いた。今はリサイクルショップでも安く着物は手に入るが大正時代の着物はなかなか少ない。以前話した組子細工を作る大工さんが自分の組子作品に是非使いたいと母に頼んでいた物だった。私もいくつか母から分けてもらい持っている。中でもイギリスのケンブリッジで芸術の資格を取っていた頃テキスタイルという染色する絹の授業があって長さ2メートルほどの絹に尾っぽの長い鳥の絵の染色をした事があって母から譲ってもらった着物を見てふと思い出した。我ながら自分でもすごくあの染色した絹のアート作品は気に入っていて大切にしていた。色も鮮やかできれいだったから。でもイギリス留学中どうしてもその絹のアート作品が欲しいというイギリス人がいて、渋々あげてしまった。今思うとあの技術は日本では特に個人ではなかなか出来ないので染色液や絹を圧縮する機械もないので少しあげた事を後悔している。その絹のデザインは、多数あるケンブリッジ大学の一つが所有している動物博物館で展示されてある尾っぽの長い鳥をスケッチしてほかのモチーフと一緒に考えた時間のかかったデザインだった。出来れば日本でもまたやってみたい。面白くて楽しいし。

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