京都での生活(1)

  京都には一年間住んでいました。本当に京都での生活は私にとって素晴らしい時間でした。何もかもが京都尽くしでもう私は胸が一杯でした。京都に移住してきた寒い12月半ばは四条大宮のホテルで一週間滞在して、それから京都市の北方の洛西に家を借りて住んでいました。憧れの京都で、おせち料理も自分でお金を払って一月一日の晴れた日の元旦に洛西の借りていた家で四条大宮の酒屋さんで購入して洛西まで送ってもらった美味しいお酒(私は日本酒があまり飲めないので、イタリア、シチリア島のワインやフランス、ドイツのワインを買いました)と一緒に美味しく北海道の魚介類がふんだんに使われた目にも美しいおせちを美味しく頂きました。12月30日に洛西の私の家におせちの配達が来てお重を受け取り、自然におせち料理が食べ頃まで解凍するのを待ちました。淡いピンク色のおせちのお重を包んでいる風呂敷を外すのもとてもウキウキワクワクでした。私は昔からおせちがとても好きでお正月にはいつも毎年おせちを家族で食べています。生まれて初めて京都でおせちを食すのはとても特別でした。

  京都に住む前、京都にはちょくちょく実家に住んでいた高知県から電車に乗ってぶらりと一人旅で一泊二日行ってみたり、旅行のツアーで二度ほど行ってみたり、いつも京都に一回は住んでみたいと思い、それは私の長年の憧れでした。私の母は奈良県飛鳥村の近くの出身で、奈良県には若い頃から母と母の奈良の実家を訪れたり、高知県の会社で当時私が事務員として勤務していた間、勤めていた会社の社長に許可を貰って一人で奈良県の母の実家を訪れたりしました。けれど、奈良県の叔父や叔母の所に滞在中、三輪そうめんや柿の葉寿司や奈良県の美味しいお肉を食べたり、東大寺や、法隆寺、五重塔、三輪神社、長谷寺、吉野の占い師の所などに行ったりもしたのですが、何故か昔から私は、京都が好きで好きでたまらなくていつも母が奈良県出身と分かっていても、とても京都びいきでした。時間があると奈良観光を早めに切り上げて、電車に乗って一時間片道かけて京都に朝早くから行ってました。私も巷の流行に乗って御朱印集めを始めたのですが、妹とは違って、私は”京都”の神社仏閣で頂いた御朱印しか集めませんでした。自分でも一本筋が通っているなと思うくらい、本当に京都びいきの私です。ですから、今思うと、京都で暮らしていた経験、事実は私にとってかけがえのない大切な思い出です。とても大切にしたいと思います。

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