絵を描く気持ち
まだ私がイギリスにいた頃、ドイツ人の教授が私にこんな事を言った。”僕が一番怖いのは白いキャンバスなんだ”と。私も絵が売れて絵の在庫が無いので絵を描かないといけないのだが、なかなか絵が描けない。私にも絵を描く気持ちというのがあって、絵を描くムードにならないと絵を描けない時がある。本業の仕事で忙しいとか色々絵を描く時間を後回しにする事は幾らでも出来るが、実は結構絵を描くムードになってない事が多い。ある意味私も恩師のドイツ人の教授が言っていた事に当てはまる。白い紙の白が私の創作意欲を威圧するのだ。白い紙をテーブルの上に置いてみる。なまじ真っ白いだけに紙の白が目に飛び込んできて、私の創作意欲と戦いである。描ける時は寝る間も惜しんで描く、つまり絵を描く事が面白くて何時間でも描いていられるのだ。絵を描かないのはスランプなんだろうかと思ったりもしたがそうでもない。最近また創作意欲が出てきて絵を描きたくて仕方がない。早く絵の制作に着手しなければ。
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